トビタテ留学について
トビタテ留学って何?留学する子供に親ができる3つのこと
トビタテ留学JAPANをご存じですか?
この記事では娘がトビタテ留学にどう合格し、奨学金で留学を経験してきたのかをお伝えします。
実際どのように応募して、面接につなげ、合格後はどんな流れになるのか等、トビタテ7期生のリアルな経験をほんの少しでも知って、興味を持っていただけたら嬉しいです。
私が合格したのは第7期でコロナ禍の2021年4月でした
その後留学先の国への入国ができず、留学可能期間が延長され、やっと飛び立てたのが2022年の8月。
「もう留学は断念?」
「今後トビタテ留学自体のプログラムが消えてしまうのでは?」と危惧されました。
そんな矢先にまた今後5年間は第2ステージとしての募集が決定したので、このトビタテの募集から実際の留学、そして帰国してからやらなければならない一連の流れをお伝えしたいと思います。
ほんとうに飛び立てるまでずっと不安で、延期の度に変更届申請を何度も‼
S子がトビタテに合格してからその経過を私が周囲の方にお伝えしたり、トビタテのミッションでS子自身も留学経験を学校や地域の広報、SNSで発信するミッションが度々あり、沢山の方に周知された事でトビタテについての質問が思った以上にありましたので
「私達親子の経験から何か役立ててもらえたら」
詳細はこちらで見てもらえたらより分かりやすいかと思い、記事にしました。
「トビタテ留学なんて初めて知った!」
「一般的な留学とは何が違うの?」
と思った10代の方や保護者の方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、トビタテ留学とは何か?そして親ができることについて解説していきます。
下記に当てはまる方はぜひ最後までご覧ください。
子供に留学をさせてみたい
子供に大きなチャンスを経験させたい
英語力プラス人間的にも成長をさせたい
この記事の内容を知ることで、トビタテ留学についての基本的なことや親がすべきことについて知ることができます。
トビタテ留学の魅力について知っていきましょう
トビタテ留学のHPはこちら↓
1.トビタテ留学って普通の留学と何が違うの?
★2024年度「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム【高校生等対象】」第9期の応募について
高校生等の留学を支援する「新・日本代表プログラム【高校生等対象】」の2024年度(第9期)【第一日程】【第二日程】(新高校1年生対象)の応募は4月22日に締切っています。
◆スケジュール的には
<第1日程>面接審査結果の通知 2024年4月末
<第2日程>面接審査実施 2024年5月6日(月)~ 12日(日)
・採否結果の通知 2024年5月末
以下の日程で派遣留学生壮行会・事前研修会を実施予定
・6月8・9日 東京会場
・6月15日 大阪会場
◆募集要項
(2023年10月11日(水)公開)
■新・日本代表プログラム(高校生等対象)トビタテ公式ホームページ
■新・日本代表プログラム(高校生等対象)説明動画
1-1.トビタテ留学のメリット
一般的な留学と違い、本人が学校に連絡して詳細を調べた上でエントリーをするルールなので自分で考え、実践する力が身につきます。
とにかく自分で調べないと合格しない、留学が水の泡となってしまうので、学校のことはもちろん、海外に行くための飛行機やホームステイ、危機管理に関することを調べて提出します
こういった力が身に付く点もトビタテ留学の大きなメリットとなります
また、高校生では大学進学の内申点においてはかなりプラスになるのでそういった面でもトビタテ留学はメリットが大きいです。
この点については娘の大学受験が2024年なのでまたご報告いたします!
1-2.トビタテ留学の注意点
トビタテ留学は奨学金のサポートがある手厚いコースで、英語力だけでなくメンタル面でも大きなメリットがありますが、もちろん注意点もあります。
それは準備物の多さです!
応募時から準備する書類が多数あり、準備だけでギリギリに応募すると徹夜で書類準備しなくてはいけない…といった場合もあります。
この留学システムを知ったのがエントリー締め切りの1週間前だったので準備に追われ、毎日必死でした
また、トビタテ留学応募申請以降に留学期間や学校、その他計画の変更がある場合、その都度必ず変更届を提出しなければいけません。
コロナど真ん中の時期だったので変更届の受理や許可が出るのが遅く、合格しても実際留学できないのではないか…と不安になることも多々有りました。
また奨学金の振り込みが大幅に遅れてしまうこともありますのでご注意ください。
ちなみに奨学金の振込先はお子様ご本人じゃないと受け付けられませんので、あらかじめお子様名義の銀行口座が必要となります。
エアチケット予約や学校への振り込み等も先に自身で払い込みが必要ですし、既定の金額を超えてもその分は実費負担です。
それについてはまた別記事にて詳細をご説明します。
金銭的にギリギリの場合は、こういった奨学金費用の振り込みに関する遅れが保護者の経済的な負担となりますので、ある程度お財布の余裕が必要となります。
書類関係は早め早めに準備しましょう。
↑こちらは実際にいただいた留学先の学校の入学許可証です。
留学前、帰国した後もトビタテ留学についての広報活動、エヴァンゲリオン活動が必須ですし、運営側に複数のレポート提出なども必須です。
奨学金は全ての活動が修了し、書類の確認が終わってからの振り込みとなります。
(留学は2022年8月末から9月半ばで実際の振り込みは現在2023年3月でしたので、振り込みまでの期間のタイムラグが発生することはご了承ください)
留学前に支給されることはまずありません。
この書類にある事前研修費用は、本来ならこのトビタテに寄付して下さるソフトバンクの孫さんや大臣、そして留学に飛び立つ生徒が全国から集まる決起集会のようなパーティの事ですが、娘の代はコロナが理由で中止となり、zoomでの参加となりましたので数字がゼロ円になっております。
各地にいるトビタテ生や先輩に会いたがっていたので残念でした…
事後研修費用(2万円)は留学後に東京の文部科学省で開催されたトビタテ7期生のみの活動報告会に参加した際の交通費です。
この研修に参加の際の交通費については参加者がどの地域にお住まいかで支払金額は変わりますし、基本的に宿泊費用は出ません。
すでにトビタテ側が用意している交通費精算資料があり、その資料に記載された金額のみ支給されるので、新幹線や飛行機の領収書は必要ありません。
支給対象は参加者のみですので、保護者は実費です。
一人で海外留学に行く位だから、国内の東京なら簡単だよね!
ふじこは実費で同伴しました。
ちょうど開催時期が11月で見学したい大学もあり、娘と3校ほど見学しました。
初めて大学の文化祭を体験して楽しかったです!お姉さんたちが優しく対応してくれました。学部相談もあり、しっかりお話を聞けたのが良かったです!
事後研修会や大学訪問についてはまた別記事でもご紹介できたらと思います。
2.トビタテ留学の際の英語勉強とは?我が子の場合
トビタテ留学に関しては英語力がなくても、大きなマイナスはないようです。
基本的にはこの留学にかける意気込みや、情熱の大きさが一番に加味されます。
娘はエントリー時点(15歳)で英検準一級でした
S子の勉強法としては普段からクイズレットで単語のボキャブラリーを増やして、ライティングスキルには簡単な英語の物語を読んで対策していました。
中学受験前には英字新聞(アルファが多かったです)から興味のある記事を切り取ってノートにまとめたり。
https://alpha.japantimes.co.jp/
記事の内容がアーティストや芸能界、政治経済、漫画など色々あって好きなコラムをピックアップしてました。
時間に余裕があれば英語で簡単な日記を書いたり。
短くても書く習慣をつけていたようです。
英検やトビタテでは特に自分の意見をしっかりと伝える必要があるので、英検対策本の中でも自分の意見をはっきり伝えることに意識していました。
その他IELTSも仮テストを受けて大体の自分のレベルを把握しておきました。
YESの場合、NOの場合の理由の例文を読み込む対策をしていました
それぞれに勉強法があるかと思いますが、娘の場合は海外ドラマを観ることが一番の対策になったようです。
テキストの例文よりも生きた英語を聞けることで、本場で生きた英語が出てくるようになりました。
他にも洋楽を積極的に聞くなど、楽しみながら毎日の生活にちょっとした努力をプラスするといった対策でした。
3.親が子供にできる3つのこと
トビタテ留学では親のサポートが欠かせません。
親としてトビタテ留学にどんなサポートができるのか、親が子供にできる3つのサポートについてご紹介していきます。
3-1.親が子供にきっかけを与える
もともと娘はごく普通の語学留学を考えていたのですが、
「そろそろ用意をしなくては!」と調べてる途中、私たち夫婦の共通の友人で、
現在オーストラリアのブリスベンの私立学校で学長を務めるにマイクに連絡。
学校選択について相談したところマイクは
「I would recommend looking at TOBITATE as an option for studying abroad」
「Schools like TOBITATE because it adds prestige if one of their students wins a TOBITATE scholarship」
「それなら断然トビタテ留学がおすすめだよ!」
と言われたのが、トビタテ留学を知ったきっかけです。
「What’s TOBITATE?」
「トビタテ?」それはなに?
そこから詳細を聞いて慌ててHPで調べてみたものの、残念なことにすでに1年間のコースも3ヶ月のターム留学のどちらも申し込みは終了しており、唯一残っていた21日間のテイクオフコースの締め切りが1週間後でした。
申請まで短期間だけど、チャレンジしてみたい!
娘もやる気になり、その日のうちに準備に取り掛かりました。
学校の先生にもすぐ相談をして学校としてサポートをしてくれることが決まり、バタバタな7日間を過ごしました。
(娘の学校からトビタテに応募した前例は無し)
先生が親身になってくれなかったら応募前に離脱していたと思います。
そのときに「もう無理だ!」とあきらめずに子供と一緒に親も挑戦し、結果的に合格通知をいただいてトビタテ留学に行けることになりました。
もちろん留学する本人の事前準備も大切ですが、親がこういったシステムがあると知った上で一緒に行動する、
そのきっかけを一緒に作っていくことがその後の子供の大きな成長に繋がったと確信しました。
最初から「無理」と諦めずに子供に挑戦するきっかけを親が与えることが大切だと実感。
その過程がまた私たちの成長になりました。
3-2書類準備
実際はもっと書類準備に時間をかけるべきなのですが、私たちの場合は締め切り1週間前で、慌てて学校の担任と一緒に準備しました。
まず学校の先生への連絡、学校の許可、書類作成、どの国のどの学校に留学するのか?の決断、
そして留学したい海外の学校の担当者への連絡、その学校の学費、学びたいコースの授業スケジュールなどの詳細。そこに加えて面接の代替え(コロナ真っ最中だったので)になる動画撮影を娘と二人でやりきりました。
この書類の量がかなりの量でして、もっと早くから取り組めていたら…
と半ば心も折れそうになりながら仕事から戻ってから毎晩夜中まで頑張って書き上げたのが懐かしい
(過ぎてしまえば良い思い出です)
もし、もっと早くからこのトビタテ留学を知っていたら間違いなく留学エージェントを通して相談に乗ってもらいながら書類作成をしていたと思います。
ですが、知らないところからでも親子で取り組めばなんとか短期間でも準備ができる!という証明にもなったかと思います。
この時のチームワークで親子の絆が深まりました。
トビタテ留学を検討中の方には事前準備は必要ですが、親子で一緒に取り組めばなんとかなる!ということを知っていただければと思います。
そして、どうしても難易度が高い場合は迷わず留学エージェントのサポートを受けましょう!
何と言ってもエージェントはプロですので‼
もし次があるならエージェントの力を借りたい!
我が家にはまだ中学の息子もいますので、彼にも将来このトビタテを活用してほしいのですが、全ての流れをやり切った今でも
「次回があるなら早めに準備をするか、エージェントに任せられるところはお願いしたい」と思います。
3-3.面接対策
トビタテ留学で親がサポートしてほしいのが面接対策です。
本来は面接なのですが私たちの応募したときはコロナ禍であり、2分間の動画と書類提出が必須でした。
「何を学びたいのか」
「何を目的とし、何を目標としてどうなりたいのか?」
私の熱い気持ちをたった2分の動画にまとめることが大変でした
台本、台詞を練り直し、削れるところは削ってなんとか2分以内に収めました。
コロナ禍での申請でまた面接とは対策が違いますが、
「娘の思いをいかに伝えるか」
「彼女をどうアピールするか」
を客観的にみて、一緒に練習したことが合格に大きく貢献したと思います。
先に書類を作り上げることに集中したので(書類を学校でPDFにしてからの提出だったので時間がかかる)動画作成は締め切りの前日になってしまいました。
翌日提出しないと間に合わない…間に合うのだろうか
何度も動画を撮り直し夜中になり、娘は目の下にクマができるほど疲れてしまい、
「こんなひどい顔ではとても無理だね、少し休憩しよう…」
と一旦仮眠して朝早くからの一発撮りになりましたが、かえってそれが良かったです。
元気な顔で質の良い動画が撮れました。
コロナが落ち着けばまた対面、もしくはオンラインの面接形式に戻ると思いますが、
面接対策としては親子で一緒に何度も面接の練習をすること!
親が一緒に取り組むことが何よりの対策になると考えます。
まとめ
今回はトビタテ留学とは何か、留学する子供に親ができる3つのことについて解説しました。
親が意識するポイントは以下の3つです。
・きっかけを与える
・一緒に書類も準備する
・一緒に面接に取り組む
親が一緒になって取り組むことで、子供もそして親も一緒に成長することができます。
留学を考えているけどなかなかすぐに行動できないお子さま、そして親御さんは多いです。
実際に行動を起こせばさらなる苦労があります。
ですが、一緒に乗り越えることで、子供は一生に1回しかできない体験をして大きく成長します。
まずは行動することが大切です。
少しでも留学を考えている皆様の参考になれば嬉しいです!
親がチャンスを与えれば子供は大きな一歩を踏み出せるはず!
まずはお子様のきっかけになるこの留学支援情報を親御さんから与えてみてくださいね。
一人でもたくさんのお子様がトビタテ留学を通して素晴らしい経験をし、成長したその体験をまた同じように留学で悩んでいる後輩に伝え、沢山のプラスの連鎖が起こりますように。
沢山の若者が世界に飛び立てることを応援します!
実際トビタテ留学に経つ前から帰国した後のやるべき事柄もたくさんあります。
ズームでのミーティング、東京の文部科学省に招待されてのプレゼン作成、報告会。
過去のトビタテ生がリードして悩みに答えてくれたり。
実際の雰囲気や感想、その他留学やホームステイについては別記事で実体験をつづっていきますので是非そちらもご覧くださいね!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
みんな世界にトビタテ‼