留学&ホームステイ 豪州ケアンズ編【AU】
ケアンズは日本から一番近い町。
GBRの玄関口でもあります。
だからこそ私もこの街を留学に選んだわけですが、行って良かった街の一つ。
イギリスやニュージーランドでもホームステイを経験しましたが、オーストラリア・ケアンズではまた違った、この街ならではの留学コースを体験しました。
この記事ではオーストラリアの中でも特にゆったり&のんびりな街ケアンズの魅力と、あると便利な情報をお届けします。
ケアンズに留学したい&ホームステイを考えている方向けに、実際の経験からケアンズでの学校生活や、
ホームステイ、ケアンズ滞在で実際に役立つ情報をお伝えしています。
ケアンズならではの留学コース!
留学エージェントからの資料を見ていて(この頃はエージョントが主流)目に付いたのがこのコース。
もうこれしかない!と思って他にも似たようなコースのある学校を探したものの、他には見当たらずで、即決したのがスキューバライセンスコースでした。
スキューバライセンス同時取得コース(PADI)
なぜオーストラリアのケアンズでの留学を決めたのか?
ケアンズでの留学を決めた一番の理由が
語学学校の授業のカリキュラムにスキューバダイビングの資格が一緒に取れる!というところ。
スキューバの資格も同時に取れるだなんて、な~んてお気軽でお手軽なプランなの~♥とにんまり!
即日本のエージェントからスキューバライセンスの資格取得可能な学校を申し込みました!
ケアンズでPADIのアドバンスドライセンスまで取っておけば、滞在中グレートバリアリーフで潜れる!という私にはベストの選択でした。
ですがガッツリ英語の勉強をしたい方はスキューバ等のアクティビティは省いて、通常システムの学校、コースを選択すべきですね。
午前中に語学学校で勉強してから午後はスキューバライセンスの取得のために学校から徒歩5分くらいで行けるダイビングショップディープシーダイバーズデンでPADIのオープンウォーターライセンスを取得するコース↓
https://www.diversden.com.au/
https://www.livingincairns.com.au/spot/deep-sea-divers-den/
短期間でライセンス取得も&尚且つ学校生活も楽しめたので、このコースで大正解でした!
もちろん日本人インストラクターも常駐しているので言葉の面でも安心ですし、使用した教科書も日本語でした。
必要なギアは全てレンタル込みでしたので手ぶらで受講可能です。
もちろん購入することも可能ですし、その相談にも乗ってくれます。
このショップではライセンス取得だけではなく、シュノーケルなどのGBRでのアクティビティや体験ダイビング等でも申し込めるので、ケアンズに行かれる際には是非!
私の通う学校ではこのコースに通う生徒も多く、免許取得時には皆で(インストラクターさんも込みで)お祝いしました。
このカジュアルさがオーストラリアって感じです
この時のグループはとても仲が良くて、日本に戻ってからでも一緒に沖縄へ潜りに行ったり、ずっとお付き合いが続いていて、何度かケアンズに戻った際にもナイトダイブに行ったり…とご縁がつながりました。
船で沖まで出る場合は多少の船酔いはありましたが、海に入ればすぐに消えちゃいます。
スキューバやシュノーケルの際にはバナナをぜひ!
バナナは糖質だけでなく、発汗によって失われるカリウムやマグネシウムなど筋肉や神経の機能を調整するために必要なミネラルが多く含まれるため、水分補給しながらバナナを食べると足がつらなくなるとか?
筋肉のけいれん予防に役立ちます。
水中で足がつると大変ですので、毎回スキューバの時にバナナをほおばっておりました。
時間があれば是非ハートリーフにも足を延ばされると良いかと思います。
晴れているとこんな感じで、くっきりとハートが‼
ヘリコプターツアーだと上からしっかり見えますよ~
ちなみにこの近くのハミルトン島で私は結婚式を挙げました。それもまた別記事に…
学校の上級クラスはほぼスイス人
学校では日本人も3割ほどいましたが、悲しいかな大抵日本人は中級コースよりも下のクラス。
とにかくスイス人が多く(実際ホームステイもスイスイタリアンの女の子と時間を共にしてました)上級クラスはスイス人だらけ。
スイス国内でも6割はスイスジャーマン、なおかつ公用語が英語なのでベーシックが出来ているから発音は別としてすでに話せる人達。
だからスイス人はたいてい上位のアドヴァンスクラスに多く在籍。
私はすでに留学経験もあり、入学のテストでアドヴァンスクラスに振り分けられたので、クラスメイトがスイス人ばかり。
スイスを旅したことはあれど、こんなにスイス人とお近づきになる事はなく、勝手なイメージでスイスの方は真面目で暗めな印象を持っていましたが、皆軽くて優しく、イメージは即払拭されました。
スイスの国がスイスフレンチとスイスイタリアン、スイスジャーマン、ロマンシュ語の4つに分類されることはこの時に知りました。
彼らは同じスイス国籍でも微妙に言語が違い、意思の疎通は英語。
それを目の前で見たときはかなり衝撃的でした!
スイス人あるある!Chuchichäschtliってなによ?
家でも学校でもスイス人と関わる日々。
学校終わりでパブに行くのもスイス人。
そしてスイス人の洗礼かのようにみんな体験するのがこの単語!
なんだかお決まりの流れのように、スイス人が盛り上がる儀式的な?
同じ家にホームステイしていたスイス人アンドレアちゃんからも、喉を鳴らしながら発する単語Chuchichäschtliを私に言わせたかったようで、何度もリピートさせられました。
スイス人と会話をしていると、いつか言わされますね、この単語。
スイスジャーマンの方にはこのChuchichäschtliを口にしてみてー!とお願いされることが実に多かった…
なぜ言わせたがるのか?
ただ単に発音が難しくて、ちゃんと言える人がいないからだそうです。
彼らからすると外国の人が発音するとどんな感じになるのか、つ面白くて聞いてみたくなってしまうそうです。
“Chuchichäschtli”という言葉にはスイスドイツ語らしい“ch”音が3つも含まれていますが、この“ch”がなかなかの曲者で「クッキキャシュリ」もしくは「コヒカシリ?」と言いたくなりますが、“ch”は「ク」と発音するのではなく、ドイツ語の言葉「Ach!」の“ch”音をよりワイルドに発音します。
フランス語でよく使う喉の入り口付近で発音するイメージです。
日本語にはない音ですが、今になって私はフランス語を少し学ぶようになり、なんとなく喉の鳴らし方ぐらいは理解できるようになりました。
アンドレアちゃんも同じスイス人のパトリックも、私の下手な発音をゲラゲラ笑ってたのを今でも覚えています。
そんなに面白いの?日本語でいうところの何に当てはまるのか…思いつきませんが。
意味はなんと今後使うことが無さそうな「食器棚」らしいのですが…
ケアンズに留学される方はスイスの方が多いクラスで、このネタをふったらすぐに仲良くなれるかも!
実際私もスイス人と仲良くなった際に何度もこの話題になり、みんな絶対笑うので空気が和やかになりましたよ!
留学中はふじこもスイス人のお友達もみんな20歳以上だったので、よく学校帰りにぶらっとシティまで足を延ばしてカフェでフラットホワイトを飲んだり、パブで飲みながらまったりとそれぞれの国の違いを話したり、帰国したらどうするのか等、将来のことを語って交流を深めていました。
毎週金曜になると語学学校を卒業して帰国するお友達がいるので、その都度「さよならパーティ」と称しては乾杯。
連絡先を交換したり、写真を撮ったり思い出を作っていました。
これぞホームステイ!
ケアンズではとてもやさしいお世話好きなお母さんがいるご家庭で、とても可愛がってもらえました。
早朝にケアンズ到着でしたが、空港の出口ではホームステイペアレンツが私の名前の手書き看板を持って立っていてくれました。
これぞホームステイ!という感動のご対面を味わえてうれしかったです
https://www.fujikotravel.com/cairnstransportation/
自力で空港からシティへ移動される方はこちらの記事を参考にどうぞ↓
家に到着し、おうち探検(平屋の一戸建てで古いけど広い、お庭もかなりひろびろ)をして、朝ごはん食べながら沢山おしゃべりしてお土産を渡してお部屋で荷ほどきをして、やっとリラックス。
そして観光ついでに町へ連れて行ってくれました。
おしゃべり好きのお母さん(マリリン)が沢山質問してくれるので、私も必死に電子辞書を片手に頑張りました。
同じ学校に通うスイスイタリアンの女の子も同じ家にいて、良い話し相手になりラッキーでした!
先にホームステイを始めた彼女には、学校やケアンズについても色々と質問できて助かりました。
ホームステイでは必ず個室を与えられるので自分の部屋があり、プライベートは守られます。
お母さんはパプアニューギニアがバックグラウンドの方。
明るく心の広い人で、ロンドンでの悲しいトラウマのような差別はなく娘のように接してくれました。
私の発音が悪くてわからない時も我慢強く耳を傾けてくれる人でしたし、優しく訂正もしてくれました。
それがありがたい経験です。
帰国後も連絡を取り合い、日本で地震がある度に心配してメールをくれてました。
私がオーストラリア人と結婚すると決まった時もケアンズで再会し、ちゃんと旦那Pくんをマリリンに紹介したほど彼女はオーストラリアでの私のお母さんでした。
勿論食事もみんな同じメニューを揃って取りますし(これ普通ですけどロンドン留学の際の辛い経験があったので当たり前なことに幸せを感じました)食後にはみんなでテレビを観ながらTIMTUM(ティムタム)のビスケットを頂くので滞在中にとっても体重が増えましたが、お構いなくティムタムやラミントン、パブロヴァなどのオージーデザートを満喫してました。
帰国したらすぐ増量分は元に戻るだろうと軽く考えていました…
でも8キロってなかなか落ちなくて…
それだけ満喫していたかってことですね。
とにかくラミントンとパブロヴァはオーストラリア滞在中に必ず口にするでしょうし、是非食べてほしいのでトライしてみて下さい!
オーストラリアで現地ネイティブが選ぶオージーデザートBEST3はまた別記事でも詳しくご紹介していますので是非そちらもご覧くださいね!
https://www.fujikotravel.com/australia-sweets/
こじんまりな町ケアンズ
ケアンズには、オーストラリア北東岸に約2,000kmにわたる世界最大のサンゴ礁群グレートバリアリーフだけでなく、世界最古の熱帯雨林地帯クイーンズランド湿潤熱帯地域もあり、1都市の滞在で海と山の絶景を満喫することができます。
世界最長の国道1号線のスタート地点がここケアンズにあります。
オーストラリア大陸を1周する長さでなんと約1万4000km!
ちなみに東京からケアンズまでは約6000kmだからいかに長い国道かってことだよね~
なんでも大きい、そしてみんなタフ!
人の心も大陸に比例してるな~と滞在中よく感じました。
シティは歩いて回れるサイズ
学校はケアンズの中心地エスプラネードから徒歩圏内で比較的便利。
学校帰りにはシティで遊ぶことも可能、とはいえ小さな町なのですぐに知り合いに会います。
いい感じに田舎でコンパクトです。
参考までにこちらはインフォメーションセンターで貰えるシティのマップです↓
日本人用のツアーパンフやお役立ち情報もインフォメンションセンターでゲットしてください!ツアーの割引クーポンなども入手可能!
滞在中に現地で日本人が運営しているツアー等を申し込めるスペースに足を運んだり、フリーペーパーを入手すると便利な情報がゲットできますので、是非情報収集に活用してくださいね!
子供ができてからもオーストラリアへ帰省する際にケアンズで何度か宿泊しましたが、シティにラグーンプールができていて景観が一気に良くなりました!
ちびっ子を遊ばせることが出来ますし、ゆったり足をつけてまったりするにも便利なスペースです。
ラグーンプールでまったり
小さいケアンズの街歩きをすれば必ず立ち寄るスポットがラグーン。
ここの屋外プールはだれもが無料でお楽しみいただける全長約80m、幅約30m、水深は一番深いところで約1.5mのプールです。
砂浜も一応あって、景観も抜群です!ライフガードもいるので、お子さん連れでも安心して利用が出来ますよ!
曜日やシーズンによっては盆踊りや花火があがるイベントも開催されます。
私が留学していたころはラグーンもダイソーもなくて、エスプラネードからの景色はもっと退屈なものでしたが、今は大違い!
ラグーンの公式ページはコチラ↓
https://www.cairns.qld.gov.au/experience-cairns/Cairns-Esplanade
海から隔離されたプールではありますが、実質は遠浅の海で泳ぐような感じです。
ケアンズは熱帯エリアなので、晴れの日の紫外線は日本では考えられないほど強いので注意が必要です!
オーストラリアの紫外線の怖さについてはコチラでもお伝えしています↓
https://www.fujikotravel.com/auuvinfo/
日本語案内付きのコインロッカーがあるので安心ですが、日本のような差し込みキーではなくタッチパネルで開閉します。
コインが必要となるので予めの用意が必要ですね。
コアラを抱っこできる州【QLD】クイーンズランド
ケアンズはQLD州(クイーンズランド州)に属するので、皆が好きなコアラと触れ合える体験も可能です。
コアラを抱っこする際は、コアラの爪が服に引っかかりやすいので、その日のお洋服には充分ご注意してね~
ケアンズの動物園は4つ、近郊のポートダグラスにもう1つあるので、ケアンズ旅行で訪れることができる動物園は全部で5つあります。
- ケアンズ ワイルドライフ ドーム
- ハートリーズ クロコダイル アドベンチャーズ
- キュランダ コアラ ガーデンズ
- レインフォレステーション ワイルドライフ パーク
- ポートダグラス ワイルドライフ ハビタット
ケアンズの観光スポットはまた別記事でご案内しますね~
まとめ
ケアンズは皆さんが思い浮かべる他のシドニーやゴールドコーストなどと比較するとかなりまったりな田舎です。
だからこその自然がたっぷり、だれも急いでいない…時間もゆっくり流れる街。
人も穏やかで、より優しいイメージです。
今も見かけるかはわからないですが、特に乾季は朝のバス通学の際に子供、大人関係なく裸足で歩いている人も。
貧しいからというわけでもなく単にワイルド、逞しいんですね。
ケアンズでは日本では見れない動物が沢山観ることができますし、
「カモノハシ探検ツアー」なんていう驚きのツアーまで存在します。
ワニバーガーもあれば、カンガルーのステーキも食べることが出来る!
私はどちらも経験ありですが、ワニは淡白でおいしかったですよ。
カンガルーはかなり歯ごたえ有りで、牛肉よりも少しワイルド感がある感じです。
もしチャンスがあればぜひお土産話にもなりますし、どんなことでもチャレンジしてみて下さいね!
お土産にカンガルージャーキーというのもアリです!
ケアンズに降り立ったら絶対ここは抑えてほしい!ポイントの記事もあわせてごらんくださいね!
グリーン島ツアー、気球、ラフティング、スカイジャンプ、スキューバ等アクティビティの選択肢が沢山ありますので、ぜひ興味のあるツアーに参加して楽しい思い出を作ってください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
ケアンズを訪れる皆さんが楽しんでいただけたらと思います!