ホストファミリーへのおみやげ7選【食品・飲料編】
ホストファミリーにおみやげは必要?
留学先でお世話になるホストファミリー。
勿論何もお土産を渡さなくても快く受け入れてくれますが、気持ち的なものですから、ここは話のきっかけづくりの為にも
お土産はマストで持参が良いでしょう!
まずホストファミリーを何度も経験されてるご家庭なら「日本人にはお土産を渡す習慣がある」とご存じです。
過去に日本人を受け入れたことのあるホストファミリーであれば、少なからずともお土産を期待しているかもしれません。
日本の食べ物に興味がある方は多いですし、一緒に食べることができるとお互いの時間も楽しく共有できますね。
無理のない範囲でこれからお世話になるホストファミリーに気持ちを表すものが喜ばれると思います!
ただお土産もの選びは悩みどころ…
どんな物を持って行ったらウケがよく喜ばれるのでしょうか?
アイテム編とは別に、この記事では食べ物を中心に日本ならではのおすすめアイテムをご紹介します。
この記事では実際にふじこと娘のS子がホームステイの家族に渡して喜ばれてきた食品のお土産の中からさらに厳選してお勧めをお伝えします。
日本人なら絶対嬉しいものでも意外に海外の方の反応はさまざま…
検疫で持ち込めなかった失敗談も含めてコミュニケーションアップにつながるアイテムを写真付きでご紹介しますね!
価格帯や個数ってどれぐらい?
値段は様々ですが1000〜5000円程度で充分かと思います。
お世話になる生徒さんが10代なのか、ふじこのように社会人になってからの留学なのか?によってもお値段帯は変わってきます。
目安としては2週間程度の短期ステイで1,000円程度、1年の長期滞在でも5,000円ほどが妥当です。
お土産を持っていくことのメリットの一番はホストファミリーとの会話のきっかけが作れることです。
日本人はきっかけがないと躊躇してしまう人が多いからね~
まれにボランティアでホストファミリーを募集している学校があるので、その場合ホストファミリーはビジネスで受け入れてませんので、その辺りも考慮してお土産を選びましょう。
前もって家族構成を知らされますので家族みんなへのお土産と、それとは別にそれぞれお土産を持っていくパターンが一番多かったです。
皆で一緒に食べながら日本をアピールできるクッキーやおせんべい、そして個々にも少し。
例えばご夫婦には日本のウイスキーや日本酒の小瓶、小さい子供さんには個々にハイチューや抹茶チョコ、うまい棒などを渡すと喜びもひとしお。
個別に貰うと僕たちのことを考えて選んでくれた!という気持ちがこもっていてあたたかいよね~、とっても嬉しいよ!
ちなみにふじこがホームステイで一緒だったヨーロッパのシェアメイトは全くお土産無しでした。
オーストラリアでもニュージーランドでも一緒に住んでいたのはヨーロピアンだったけど、もともとお土産の文化が日本ほどないんですね。
日本人のおもてなし文化、気遣いが顕著に現れます。
食品は没収されることも⁉
アメリカへは肉製品を含む食品のほとんど、カレー、ブイヨン、スープミックス等も持ち込むことができません。
オーストラリアやニュージーランドも、固有の動植物の保護や環境維持のため、厳しい規制があります。
野菜・果物・植物
卵・乳製品
原材料表記のないもの
狂牛病や口蹄疫、鳥インフルエンザなどの感染症対策として各国厳しめルールです。
動物の肉に関してはどの状態でも持ち込めませんが、魚類のだしは大丈夫。
参考:アメリカ
https://jp.usembassy.gov/ja/customs-and-border-protection-ja/
オーストラリアの検疫も同じく厳しいです。
入国の際に持ち込んだ品物を厳しくチェックされ、中にはふじこのように沢山没収されるケースもあります。
私は留学の度にマヨネーズを持ち込むのですが、時おりマヨネーズの持ちこみができないことも…。
その前の渡豪では持ち込めていたので、てっきり毎回問題ないと思っていたら…
その時期は鳥インフルエンザが流行っていたので検疫のルール変更があり、どの国も卵の加工食品の持ち込みに厳しくなっていたんですね…
実際沢山没収されたので残念過ぎました…。
今は条件を満たしていれば持ち込み可能な加工品もありますが、生ものや卵の入ってる加工食品は要注意です!
海外のどのマヨネーズも薄味すぎて全然日本製と比べ物にならないんです…
自分用、おみやげ用で沢山持って行ったのに全部目の前で取り上げられてしまう悲しさといったら…
こちらには例としてオーストラリアに持ち込めない食品など確認のために載せておきますのでご確認ください↓
在日オーストラリア大使館 検疫
https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/quarantine_jp.html
その都度入国禁止になる食品も変更されますので、日本を出る前にリサーチしておけば、ふじこのようにせっかく用意したお土産が目の前で没収…などという悲しい事態にはなりません。
赤ちゃん用のベビーフードは少しソフト対応です。
入国時に入国カードに有る質問
「食品を持ち込みましたか?」の項目に「はい」と申告をしておきます。
検査官のチェックをうけるので用紙を検査官に提出。
検査官からは「何を持ち込みましたか?」と質問されますので、正直に答えましょう。
ここで嘘をついて荷物を開封され、申告以外のものが見つかった場合は大変面倒なことになります。
目の前でそのシーンを見たふじこ&ふじこファミリーは結構ビビりました…
悪質な場合は別室へ連行され入国不可となります。
別室でなくても沢山の方が見る中できつくお叱りを受けます。
申告するものがあるのに持ち込んでいない、と入国カードに書いた場合も同じく虚偽となります。
並ぶ列が違うのでちゃんと食品有りで申告した方が結果的にスムーズに入国できることもしばしば。
フレンドリーな検査官はよく見るお菓子に「これ美味しいよね~」とか笑ってくれることも有りましたよ!
海外へ留学される方は出発前に渡航先大使館のホームページをチェックしておくことをお勧めします!
ホストファミリーに喜ばれるおみやげって?
「和食;日本人の伝統的な食文化」が2018年にユネスコ無形文化遺産に登録され、2023年で5年を迎えることとなります。
その繊細な味や彩り、うま味、栄養バランス等様々な観点から、日本の食べ物は世界でもかなりの人気があります。
もちろん、ホストファミリーへのお土産にも最適!
ただ、せっかくお土産をわたすなら出来るだけ喜んで貰えるものが良いですよね。
ホストファミリーの家族構成を考慮して、お土産を選ぶときの参考にしてくださいね!
①日本のお菓子
お土産人気ナンバーワンは、なんといってもお菓子ですね!
ふじこが必ずスーツケースにしのばせる日本のお菓子を厳選してご紹介します。
絶対王者の抹茶スイーツ
ふじこは必ずキットカットの抹茶味を持っていきます。余裕があればイチゴ味も。
全世界で“Have a break, have a KitKat.”で浸透しているネスレの「キットカット」はイギリスで生まれた有名なお菓子の会社ですが、日本で販売されているフレーバーは海外では入手困難。
日本限定フレーバー(抹茶やほうじ茶など)は喜ばれますし、個別包装で便利!
お土産は基本的に個別包装されているものが配りやすいし、衛生的で便利です
海外ではキットカットなら多いところでも5種類程なのに、日本では地方の味も込みだとなんと200種類以上!
そこで色んなフレーバーのキットカットを持っていくと話題にも困らない。
ミニサイズで色んなフレーバーが入っているバラエティセットも発売されています。
少し豪華なものでしたら抹茶系はデパートでもカステラも良いですし「ヨックモック」や「ロイズ」など、有名メーカーからも個別包装されているお菓子があり、これは便利です。
Matcha Kitcuts make great gifts!
ポッキーにも色んな味の種類あり!
ムースチョコ版はさらに定番よりもふわっと美味しくて、あっという間に手元から消えます。
日本のお菓子のクオリティの高さがうかがえるお菓子ですね。
アメリカやカナダではポッキーやコアラのマーチのチョコレート味やイチゴ味が販売されてるのを見かけたことがありますが、お値段がちょっと高め設定なので、現地の方がどれだけこの商品を認知しているかはミステリー。
抹茶ラバーズにはたまらない抹茶のスイーツ。
ホストファミリーにも喜んでもらえるといいですね。
みんな大好き!ハイチュウ・グミ系
ハイチュウは海外の Costco でも売られているので人気があります。
何とも言えない触感がたまらないようです。
訪日外国人の方も大量にお買い上げされて一時店頭から消えるほど大人気だったので、海外のお友達にリクエストも受けますし、毎回お土産にハイチュウはマストアイテムで持参です。
そして果汁グミも必ず持っていきます、いろんな味をそろえて。
ちなみに世界で最初に作られたグミってご存じでしょうか?
コンビニやスーパーでよく見かけるあのグミです。我が家にも常にあります。
だれもが一度は見たことがあるはずのハリボー(HARIBO)です!
1922年にドイツで発売されたハリボーのクマ型グミが発祥とされています。
海外のものと日本のものでは固さや味がちょっと違って、日本製はさらにジューシーなんです。
喜ばれること間違いなしです!
おつまみスナック&おせんべい
日本でいうおつまみスナックも選択肢のひとつ。
おすすめは、お煎餅やするめ、チーズ鱈などの和テイストのものです。
成人されてる方ならこれをつまみに一緒にお酒を飲めば、会話も弾むことでしょう。
(中にはシーフード系が苦手な方もいますのでご注意)
ふじこはビールによく合う柿の種のわさび味もホームステイのお父さんにお渡ししましたよ!
初めての味にびっくりの様子でしたが、手は止まってなかったです。
抹茶味とワサビ味はそれだけで日本っぽくなるのでおすすめですね。
わさびは海外でも人気で、WASABI(わさーび)という発音で知られています。
特に美容にこだわる人達の間ではアンチエイジングの一つとして受け入れられています。
ドレッシングやお肉のソースなどにもわさびは活用されていました。
ツーンとしたあの感覚が好きな方沢山います。
わさびもカレー系も英語表現的にはHOTだけど、タイプの違うHOTだね~
お煎餅は薄くてサクッとした軽い触感が面白いようで人気です。
日本のお煎餅の候補でしたらふじこのおすすめは「ばかうけ」と「ぽたぽた焼き」ですね、「ぼんち揚げ」もウケがよかったです。
これぞ日本の味。
おせんべいはライスクラッカーとよばれているよ!
ちなみに、お子様がいる家庭に特におすすめなのは「コアラのマーチ」
ひとつひとつにイラストが描いてあって可愛いし、コアラの国に逆輸入するのもウケます。
後は定番の「きのこの山」、「たけのこの里」
S子は配布用にこの2種類のミニサイズが一緒に入っているバラエティパックを持っていきました。定番のコアラのマーチ・きのこの山。
こあらのマーチの絵柄図鑑はこちら↓
https://www.lotte.co.jp/products/brand/koala/book/index.html
あえてオーストラリアにコアラのマーチを持っていったので、会話も盛り上がったようです。
うまい棒
日本人なら誰もが知っている駄菓子の王様「うまい棒」
子どもの頃、駄菓子屋さんで「めんたい味」や「コーンポタージュ味」を手に取っていた方も多いはず。
「うまい棒」は色んな味が販売されていて、好きな味を選べるのも魅力のひとつ。
現在はなんと19種類もの味があるとか!今後もまだ種類が増えそうですね。
そんな日本の国民的駄菓子「うまい棒」を外国人はどう思うのか?
ふじこは「うまい棒」の販売元である株式会社やおきん公式サイトの「※駄菓子人気ランキング」に上位入りしてるフレーバーの「めんたい味」「チーズ味」「コーンポタージュ味」「たこやき味」「ピザ味」をお誕生日会やイベントで集まる外国人の集まりによく持参します。
僕はピザ味が好きだなー♥チーズ味も食べやすい。シーフードが苦手だから明太子はあえて選ばないかな~
結構皆さん食いつきがよく人気です。濃い味が特に海外の方にはわかりやすいんですね。
特にキッズは大好きですね、コーンポタージュ味。
まれに納豆味やチキンカレー味も見かけるので、そんなときは話題になるので必ずゲット。
日本人が多い国ではまれにうまい棒を見かけますが、お値段が高い!
そしてフレーバーがそんなに揃ってませんので、やはり日本からのお土産に入れておくといいでしょう。
②抹茶など日本のお茶あれこれ
世界的に健康志向ブームの為、日本はとても注目されています。
特に人気があるのが緑茶。
カテキンやビタミンが豊富に含まれているヘルシードリンクで海外のカフェでもメニューにあります!
ふじこは海外のスーパーにある緑茶の味がびっくりするほど薄くて残念だったので(多分日本人の皆さんもそう思うはず)日本の本当の緑茶を知ってもらいたくて、毎回美味しい緑茶を持参します。
高価なものではなく、ティーバッグで十分です。
なぜか緑茶にお砂糖を入れて飲む欧米人も多いので、びっくりしないでください!P君親族も普通に紅茶のように砂糖ガンガン入れてました…
ほうじ茶、玄米茶も飲んだことがない人も多いので話題作りにはもってこい!
カラフルな金平糖も人気なので緑茶に添えて一緒に出すと、ちょっとしたJapanese tea partyになります♪
ほうじ茶は“Roasted Green Tea”、玄米茶は“Green Tea with Roasted brown rice”で理解してもらえるよ
もし茶葉を持っていかれるなら、ご自身でホストファミリーへ振る舞ってみてはいかがでしょうか?
その際、お茶の入れ方なども一緒に説明すると喜んでもらえますよ。
「うーん、それはとてもできない…面倒だ~」という方は勿論ティーバッグでO.K!
かえってティーバッグに入ってないものや抹茶はゴミ箱行きになる可能性も高いです…
和菓子は日本のお菓子なのでJapanese sweets/Japanese traditional sweetsと表現するよ
Japanese confectioneryという表現もあります。
もし、抹茶とともに和菓子を出す場合は覚えておかれるといいですね。
娘のS子がホームステイをした際は抹茶のセレモニーを予定していたので、苦すぎない抹茶パウダー(30g入りの缶)、茶器、茶筅も持参。ホストファミリーは勿論のこと、学校でも日本イベントの時間を取ってもらい、少しずつ紙コップにたてたお抹茶を入れて、懐紙の上に金平糖や季節を感じるお干菓子(おひがし)と一緒にふるまいました。
本当のお抹茶を初体験した生徒さんが多く皆さん大喜びで、リピート依頼もあり大成功でした。
娘が留学した季節は8月から9月。
ちょうど日本では夏らしいお干菓子が沢山ありましたので、3箱持参しました。
そして写真にもあるように(娘の右手に)金平糖をお抹茶と一緒に楽しんでもらいました。
カラフルで甘い金平糖は可愛いし映える!
そして少し苦い抹茶ととても合いますよ。
日本に帰る前に茶器やお抹茶、茶筅のセットは学校に寄付してきました
今でも学校の日本ブースに書道の色紙と一緒に展示されているようです。
おみやげには是非美味しいティーバッグを持って行ってくださいね~。
海外では生姜の入ってる紅茶も人気です!
③日本の調味料&缶詰
お土産として喜ばれるのがすぐに食べられるインスタント食品や缶詰類。
輸送の途中で変質する危険も少なく、液漏れもないので飛行機で持ち込む際にも安心です。
カレールウ
日本のカレーライスがどれだけ美味しいのかを再確認したのが海外でした。
多国籍の国に行けば勿論カレーは食べれますが、インド系のスパイス系が主流。
ネパールでは毎食スパイスたっぷりのカレーらしき食事に胃腸が疲れてしまってダウン寸前でした…
海外生活が続くとやっぱり恋しくなるのが日本のカレーです。
海外の日本食レストランに駆け込んでは。よくカツカレーを頂いていました。
特にパースに住んでいた時はシティにある「SAMURAI」へ通いました。
地元のオージーにも大人気のジャパレスです。
私はバーモントカレーの甘口と中辛を1つずつ持参して、日本でも練習してからオーストラリアで作ったら、美味しいって♥
ふじこも毎回必ず、最低2箱は入れていくカレーのルウ。
できればアメリカならGOLDEN CURRY(植物性油脂)等の牛脂混合油を使用していないものがベター
娘のS子にも作り方を教えてレシピ(番外編参照)まで作って、S子のすきなバーモントカレーとともに旅立ってもらいました。
オーストラリアではチェックはされたものの、没収はされませんでした。
密封されていると大丈夫というお話も聞きますが、アメリカなら没収される可能性は高いです。
カレーを作る事があるなら実際にどの種類の肉を使うのかは、ふるまう方の好みを聞いてくださいね。
ちなみにS子はチキンで作ったそうです。
レトルトカレー【Retort food (Curry)】も良いのですが、お肉類が含まれていると持ち込み禁止。
ハワイやグアムなどのアメリカ圏への海外旅行で食品を持ち込みたい場合、入国審査で持ち込み制限の一つとして牛肉や鶏肉、ビーフエキスやチキンエキスなどの肉エキスを含む肉製品が入っているとアウト!
オーストラリアでも肉のエキスが入ってるものは基本的には持ち込みできませんが、カレールウに関しては牛脂混合油を使用していないルウにしているからか、検疫で没収されたことはありません。韓国でもO.Kでした。
国によっては四つ足、二足の獣、鳥などの肉とその加工品およびエキスを含む食品の個人輸入はできません。
完全ベジタブルカレーでなければN.Gなんです。
動物検疫探知犬(畜産物を探知する犬)による検査はないと思いますが、無申告で発覚すると没収(任意放棄)を含め、刑事処分の対象になる事もありますので注意が必要です。
カップ麺の乾燥肉入りも 正規ルート以外の輸入は 認められなかったり…厳しいです。
「機内持ち込みにするのか、または預けるか」というのは航空機の手荷物ルールで「カレールーが持ち込み可能か?」は渡航先の検疫のルールによります。アメリカのように厳しくN.Gの国もあればインドネシアでは検疫も問題ないです。
国によって、またその時期でも変わる(鳥インフルエンザや狂牛病など)ので、訪れる国の検疫ルールを再確認されるのが良いでしょう!
ちらし寿司のもと
日本食を通じて桃の節句の日本文化をお伝えする目的もあり、手作りレシピにも入れていたので簡単に作れる「ちらし寿司のもと」を持参。
これさえあれば、海外のスーパーで購入できる食材で見た目も華やかに仕上げることが出来ますし、お世話になるご家庭に女性がいると必ず喜んでもらえますのでおすすめ。
英語だとSeasoning mix for sushiってあらわします
スーツケースに余裕がある場合は「いなり寿司のもと」もおすすめです。
その際のお米は出来るだけタイ米ではなく日本のお米(ジャポニカ米)だと、より日本らしい仕上がりになります。
ジャポニカ種 は日本・朝鮮半島・中国東北部・ヨーロッパの一部などで主に作られているお米。
長さが短くて円形に近く、炊くと粘りとつやが出ます。 アメリカやオーストラリアでも作られているので普通のスーパーでも比較的手に入りやすいです。タイ米は細長くて粘りがなくさらっとして、あっさりです。
照り焼きチキンのもと
日本食といえば「TERIYAKI」というほど王道の照り焼きチキン。
日本食レストランでも大人気です。
特に銘柄のこだわりはなくなんでもO.K!
もしご家庭に調味料が揃っていればソースを合わせて作る事も可能ですが、みりんはなさそう。
色がはっきりしているパプリカ等のお野菜と炒めると、見た目も映えて美味しく見えますよ。
あらかじめ照り焼きソースとして販売されているソースがあれば、鶏肉さえあれば簡単に作る事が可能なので1本持参していくと便利です。
持参したソースで味が薄い場合は、醤油やお砂糖を足して少し濃いめに味付けをすると海外の方にはよりおいしいと感じてもらえます。
実際にふじこもP君ファミリーやホームステイ先で作ったことがあるのですが、薄味はウケが悪いので濃いめにします。
おみやげの場合、瓶だと重くなるのでプラスティックのボトルを選ぶと少しでも重量を減らせます。
お茶漬け&ふりかけ
日本人にとってはカップラーメンと並ぶくらいポピュラーな即席食品。
どうしてもあっさりとした食事をしたい時の、自分用にも持っていく調味料の一つ。
お茶漬けなら永谷園、これ一択。
お茶漬けはSeasoning for Rice Soup、ふりかけはDried Seasoning Powderだよ
海外で売ってる永谷園の「お茶漬けのもと」には、日本用パッケージがそのまま輸出されたものと、海外版のものがあります。
パッケージデザインでその違いがはっきりわかるのですが、海外向けの商品には英語で説明入り。
ちゃんと東海道五拾三次カードは入っています。これもまた話題作りになりますね。
そしてこのモダンなお茶漬けのパッケージの柄、実は歌舞伎の舞台で使う定式幕(じょうしきまく)からヒントを得たものです。
これもまた日本の文化としての歌舞伎の話題に触れることが出来ますね。
日本人ですら完璧に説明するのが難しい「歌舞伎と能と狂言の違い」海外の方に質問されることありますよ
お茶漬けのもとやふりかけを英語で何て言うのか?
一般的にはふりかけもお茶漬けも“Dried Seasoning Powder”もしくは”Seasoning for Rice Soup”。
さけ茶漬けだと、”Seasoning for Rice Soup”<Salmon>。
ふりかけで人気だったのは「青菜」そして「のりたま」
子供受けもよかったです。
シーフードが苦手な方にはかつお節が魚臭いと感じる人も多くいるようですので、失敗したくない方には
「ゆかり」「のりたま」「青菜」「すきやき」がおすすめ。
話題性でいくなら梅干しの味の強い「男梅」のふりかけはパンチがきいています。
こだわりたいのはやはり肝心のごはん。
ふりかけはタイ米にあわない…なんとかジャポニカ米でお願いします。
④日本酒
多くの国ではお酒を海外からその国に持ち込む際には基本的に関税がかかります。
そして免税(税金免除)で持ち込めるお酒の量が決められており、規定量を超えない限りは税金を払わずに持ち込むことが可能(個人利用に限る)。
ちなみに飛行機に日本酒を持ち込むときのルールは、「国内線」と「国際線」で異なります。
日本酒を持ち込む場合
日本酒は「醸造酒」である
日本酒の「アルコール度数はワインに近い14~16%程度」である
日本酒は「ライスワイン(Rice wine)」
と呼ばれるという特徴から、ワインに分類して考えられることが一般的です。
また同じ航空会社でも、発着する国(路線)によってルールが異なる場合もあります。
預け荷物・・・チェックインカウンターで預ける大きな荷物(スーツケースなど)
まず規定として日本酒を機内(客室)へ持ち込むには制限があるということ。
下の表のとおり、国際線の飛行機では、保安検査(手荷物検査)の前に買った日本酒は、基本的には機内への持ち込み不可。
ですが、容量が100ml(100g)以下の未開封のものなら機内への持ち込みが可能です。
アルコール度数 | 機内持ち込み手荷物 (保安検査前) | 機内持ち込み手荷物 (保安検査前) | 預け入れ荷物 (スーツケース) |
---|---|---|---|
24%以下 | 100mlまでの制限 | O.K | O.K |
24%以上70%以下 | 100mlまでの制限 | O.K(5リットルまで) | O.K(5リットルまで) |
70%を超えるもの | N.G | N.G | N.G |
日本酒をどうしても機内に持ち込みたい場合は、100ml(g)以下の容器に入った、ミニチュアサイズのものを選ぶようにしましょう。
飲み比べセットなどの100ml以下の少量タイプが便利ですよ。
ラベルも日本らしさのあるものがおみやげにはGOOD!
一般的な日本酒は、100ml(g)を超える容器で販売されていますので(一升瓶で1800ml、四合瓶が720ml、一合サイズのカップ酒は180ml)結論としては外部で買った日本酒を機内に持ち込むことは、現実的に難しいですね…
ただ、このルールは保安検査の「前」に購入した日本酒についての規定になり、保安検査(手荷物検査)後に、免税店や搭乗待合エリア(クリーンエリア)等で購入した日本酒については100ml(g)を超過しても問題なく基本的には機内に持ち込みOKです。
機内への持ち込みはO.Kだけど、飲酒はN.Gにしている場合もあるので注意が必要だね!
国際線を利用する場合は、国や地域によって決められている関税にも注意が必要です。
日本酒などのアルコールをお土産で持ち込む場合は、まれにアルコール飲料の持ち込みを禁止している国もあるので免税範囲とあわせてしっかり確認しておきましょう!
知らずに持ち込んだ場合、入国時に没収もしくは処罰を受ける可能性もあるので、事前に情報の確認を徹底しておきましょう。
さらに詳細を別記事でまとめますので、そちらもあわせてごらんください。
⑤日本のウイスキー
日本には世界レベルで評価を集めるものが沢山ありますが、近頃ではウイスキーがすごい!
というのも、日本の銘柄が海外で多くの賞に輝きだしたのがブームの火付け役。
昔、ウイスキーはおじさまの飲み物で、高くて手が出せないイメージでしたが、最近は若者も男女関係なくウイスキーをソーダ割のハイボールにしたり、コーラやジンジャエールで割ってカクテルのようにアレンジしたりで、今やすっかり市民権を得たように思います。
ふじこの父はウイスキーオタクでキャビネットの中に世界中のウイスキーを並べ、目で楽しんだり少し味わったり。
未だに実家には沢山変わったデザインのボトルが…
特にサントリーの響がお気に入りのようでした。
「ジャパニーズ・ウイスキー」ってそんなにスゴいの?
世界各国で製造されているウイスキーですが、特に優れたウイスキー産地には「世界5大ウイスキー」という称号が与えられています。日本のウイスキーはその誇るべき「世界5大ウイスキー」に選出されているのです。
世界の5大ウイスキーとは日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランドの5カ国。
この5つの国は世界的なウイスキー生産地として特に有名で「5大ウイスキー」と呼ばれています。
この国のウイスキーはそれぞれ独自の風土に合わせた製法を発展させた個性的な味、風味、香りを生み出しており世界中のウイスキーファンを魅了し続けています。
旦那P君のパパもウイスキーが大好きなので、帰省の度に何かしら喜びそうな日本のウイスキーをお土産に持っていくのですが、持ち込む量が多すぎて何度か取りあげられ渡せなかったことも…
ミニボトルのセットだったら持ち込めたんだけど…
お酒に関しては厳しい規制がある方ちゃんと調べればよかった…
逆にオーストリアから帰国の際にも親族から「これ持って帰りなさい」と美味しいワインを貰ったのに、持ち込みできず…
かといってその場で飲み切ることも不可能で、無駄にしたくないし、もう外に出れないし、空港職員の人に「お願い、受け取って」って言っても、「受け取れないんだよ」とごみ箱を指さしてごめんねって謝られて、空港のごみ箱に捨てざるを得なかった経験も…
とっても気に入ったワインだったのに、捨てる羽目になるなんて…くれた人にも言えなかった…残念過ぎる。
ですので、日本酒のところで書いた規定を参考にルールを守って安全に持ち込んでください!
ウイスキーの持ち込み制限は?
アルコール度数70%以下で、5リットルまでなら、受託手荷物として預け入れることが可能です!
その際は以下の3点に注意しましょう。
- お酒の瓶が割れないように緩衝材などを活用し入念に梱包する
- お酒の瓶が破損することも考えてビニールの袋に入れておく
- お酒の瓶はスーツケースの中央にポジション取りして、瓶が移動しないように隙間を服やタオルで埋めておく
現地で購入したお酒を海外または日本に持ちこむ場合は、梱包をしっかりしてスーツケースに入れるのが、手軽でお得ですが、スーツケースの扱いは国によってはかなり手荒なことも…
スーツケースの中でボトルが破損するリスクがあるデメリットを理解して、が前提です。
日本酒やウィスキーを海外へのおみやげで持っていきたい時は空港の免税店や機内でお酒を購入するのがベスト。
ただ、乗り継ぎがある場合は、乗り継ぎをする空港で再度保安検査があるので、たとえ免税店や機内で購入したお酒であっても、液体物の機内持ち込みルールに気をつけなければなりません!
各国によってルールが違うので最終乗り継ぎ地の空港や、最終目的地に向かう飛行機の機内販売で購入するというのが、1番確実です!
税関申告書「携帯品・別送品申告書」は正確に記入!
食べ物についてお伝えした冒頭と同じ内容ですが、海外に入国する際には入国カードと一緒に関税申告書を記入して提出します(帰国の際も同じく)
申告書にはお酒の持ち込みに関する質問事項がありますので免税範囲以上のお酒を持ち込む場合は必ず正確に記入しましょう!
大抵の空港では、関税でランダムに手荷物の検査をしているから虚偽申請はN.Gだよ~
万が一にも虚偽の申請をしたのが判明すると罰金の対象になる可能性も!
正直に記入することをおすすめします。
⑥インスタントラーメン
海外の慣れない食事で、日本の味が恋しくなったら手軽なのがインスタントラーメン。
そして海外に住む家族や友人にお土産として持っていけたら…
ですが、こちらも種類によっては、持って行けないものがあります。
特にアメリカはカレールウなどと同じく動物性のスープ、スナック菓子などに入っているエキス・調味料はN.G!
- 味付豚ミンチ
- ポークエキス
- チキンエキス
- ポーク調味料
- チキン調味料
- 牛脂
- 豚脂
- 一部に牛肉・鶏肉・豚肉を含むもの
係員の人はパッケージに「牛」「豚」「チキン」「ビーフ」「肉」などが記載されているかどうかを確認しています。
ただ、チキンエキスのみのラーメンの持ち込みは可能だよ!
中にはうどんやそうめん等、和食風味の商品には動物性の原材料が入ってないものがありますが、ほとんどのカップラーメンは持ち込めません。まれに魚介のだし、野菜のみの商品があるので、それならO.K!
日清どん兵衛のきつねうどん・そば、てんぷらうどん、赤いきつね、スープ春雨等は大丈夫です。
基本的にインスタントラーメンは日本食スーパーやチャイニーズのスーパーに必ず置いてます。
特に出前一丁は絶対といっていいほどあるんです。
オーストラリア在住の頃はやたらと出前一丁シリーズばかり食べてました。
お値段も80円ほど。1ドルもしない控えめ設定なのに、同じ棚にあるサッポロ一番シリーズが倍以上の価格設定でした。
「なんでこんなに価格差があるのか?」と不思議に思ったものです
ヨーロッパでも海外のあちこちで、必ずと言っていいほど目にする出前一丁が販売されています。
日本にない味もあって興味がわきます。
↑こちらでイギリスやドイツなどの国で販売されてる味が確認できます。
ちなみにサッポロ一番も出前一丁もは牛エキスが入ってるのでアメリカへは持ち込めません。
⑦お味噌汁
日本の味といえばお味噌汁。
私は関西人で白みそや麦みその甘いタイプも好きなので、フリーズドライのお味噌汁を持ち込むときは味が甘めのものを選びます。
今までいろんなタイプをお土産にしましたが、赤みその濃くて辛めのものは好みではないようで、義理の親も家族も甘くて飲みやすいお味噌汁で具が貝類ではないものを好みました。
あさりやシジミは苦手だな…僕は豚汁が一番好き。豆腐も人気だよ!でも、わかめは黒くて、はじめはちょっと怖かった…
欧米の方にお味噌汁を提供する際にいつも思いますが、日本でいうところの三角食べの習慣がない為、スープはスープだけで終わらせて、他の料理に手を付けます。コース料理のような感覚ですね。
食事の最初に味噌汁を飲み始め、全て飲み切ってから他の料理に手を付ける。 日本人の様に味噌汁、おかず、ごはんという順番はまずないです。
発酵食品なので体にはいいですが、お味噌の風味によっては好き嫌いがあるかもしれません。
旦那P君が豚汁好きなのもお肉好きな国民性だからですね、豚汁は味もしっかりしますし。
グルテンアレルギーのあるPくんママもお気に召したようです。
豚汁はお野菜やお肉もたっぷりでポトフっぽいから受け入れやすいわ~
だしの文化がない為、単純にお味噌をお湯で解くものだと勘違いしてる方も結構いますので、
Dashi is a traditional Japanese seasoning which is made from dry bonito or/and konbu kelp.
と説明すると理解ができると思います。
「bonito(かつお)」「konbu kelp(昆布)」ですが、その存在を知らない人も多いので
「bonito is fish, it’s type of tuna(かつおは魚で、マグロの一種)」
「konbu kelp is one of the seaweeds(昆布は海藻の一種) 」と付け足すといいですね!
【番外編】海外で喜ばれる日本食のプチレシピブック
もう一つのお勧めはこれ!日本食のレシピブック(英語版)
面倒ではありましたが、簡単な日本食レシピの有名どころを英語で書いて、小さなアルバムにして載せるたのが大うけでした!
シンプルにレシピをファイルしてまとめておくだけでも便利です。
実際に自宅で作った日本食料理の写真を載せてアルバムにしてまとめておくと、とても興味を持たれますし、
「これ、おいしそうだね~、このレシピを一緒につくりたい~!」
とコミュニケーションをとるきっかけアイテムにもできます。
見てて楽しいコミュニケーションツールになって、会話がはずみました♥また海外に行くときには持参したいです
お土産には手軽な日本食を持参していけば実際にふるまうこともできますね。
これもまたコミュニケーションツールとして活用できます!
作成したアルバムの一部抜粋ですが、こんな感じです↓
バーモントカレー(甘口&辛口)といなり寿司のあげ、ちらしずしのもと、お味噌汁、あんこ、抹茶、照り焼きチキンソース、お味噌汁にスナック菓子や抹茶チョコなどを持たせました!
海外でも簡単に手に入る食材もあるので、難しいものでなくていいです。
日本食をふるまうと簡単なものでも皆さんにとても喜ばれます!
欧米人にはスパムをカリッと焼いておにぎりに乗せて、海苔で巻く簡単レシピが大うけ!だし巻き卵もジャパニーズオムレツ♥ってみんなに人気だし、照り焼きチキンはもう王道だね~!
スパムの缶詰は持ち込み不可なので現地で買いましょう!
アレルギーにはくれぐれも注意!
海外では小麦などに含まれているグルテンを避ける人が多めですので、家族の中にアレルギーの人がいないかどうかは確認をしておいた方がいいですね。ソース類にも小麦が使われていることが多いですので。
義理の両親が日本に1か月滞在の際はかなり事前から準備をして、小麦無しの食材を集めましたが、観光中に間違って麦茶を飲んだ時、全員が固まりました…ちょっぴりオーバーリアクションですから
アナフィラキシーショックを起こすほどでもないのですが、旦那P君の家族にはグルテンアレルギーが多く、ふじこはとても注意しながらお土産を選んでいます。
醤油類、ソース類、ドレッシングやお菓子類には大体グルテンが含まれているので米粉で対応したり、素材だけで楽しむ。
パスタはひえ、粟などの麺を探したり…
オーストラリアのレストランではグルテンフリーメニューがちゃんとあるから助かるのだけど日本はまだまだね。食べるとお腹が辛くなるから…
「Oh my gosh!」
そこからしばらく動けず…。
胃が膨張してお腹が親族なるんですね…P君の妹も同じく。
年齢を経てアレルギーに気づく方も多いですが、やはり食事をとても楽しむ文化の方々なので、私たちも可能な限り配慮したいものです。
まとめ
以上、ホストファミリーへのおみやげ10選【食品・飲料編】でした。
お土産選びは日本らしくて高価過ぎないもの、さらに軽くてかさばらない物がおすすめです。
ですが何より大切なのは、お世話になるファミリーへのご挨拶と感謝の気持ち。
心を込めて選んだお土産が、ホストファミリーと仲良くなる会話のきっかけになれば最高ですね。
皆さんのホームステイ体験が有意義なものとなりますように♪
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