水不足ゆえの…オーストラリアあるある事件!
日本では感じることのない海外と日本の大きなギャップは、日本を出ると毎日のように感じます。
この記事ではオーストラリアでホームステイ中に、私が驚いた日本とオーストラリアの違いをお伝えします。
今回は水不足が常に問題であるが故のビックリネタを!
オーストラリアへ留学やワーホリへ行く場合でも、もちろん現地で同じように生活します。
ただもちろんお国事情が違うわけですから、日本で暮らしていた時と全く同じは至難の業。
オーストラリアならずとも、もし海外で生活をすることになるのであれば、知っておくとためになる情報です。
文化の違いも柔軟に受け入れることが出来れば、スピーディに現地生活に馴染めますし、ストレスも少なく楽しめるかと思います。
衝撃‼食器洗い事情のリアル…
ふじこ27歳、ケアンズ留学をスタートしてすぐのこと。
ホームステイマザーのマリリンは優しくお世話を焼いてくれる。
夕食も家族で一緒に仲良く、そして激甘ビスケットのティムタムを食後に♥
まったりとしてからの夕食後は一緒にお片づけをと思いキッチンへ…
事件は一緒に並んで食器を洗っていた時に発生!
お皿を洗いながら目を疑う光景を目にするのです…マジで2度見!
状況を説明しますと、基本的にオーストラリアはダブルシンクといって、このようにシンクが二つ並んでいます↓
その1つに洗剤を入れて水をためておき、汚れた食器を浸けるのですが、その後に水ですすぎ洗いをすると思ったら、すすがずにそのまま…なんと泡がてんこもりついたままフィニッシュ!
超衝撃的な場面を見て、ふじこはマリリンに
「え?マリリン…お水ですすがないの?まだ泡がたっぷりついてるよー」と突っ込みましたが…
マリリンは「そーんなことお水がもったいないからこれで大丈夫よ。ほらキッチンタオルで拭いてちょうだいね」と…
「え、ほんとに?そんなことあるの?」
私は洗剤を食べているのねー
ちょっとトラウマです、今でも思い出すそのシーン。
でも、スイスから留学中のホームステイメイト(アンドレアちゃん)にいたってはごく普通で全く問題はない様子でした…
それからは食事の度に食器を洗っている時の場面を思い出しましたが、お国事情なので方針を変えることはできず、私が気にし過ぎないように頑張りましたが、慣れなかった。
なかなか今でも思い出してしまうビックリな場面です。
オーストラリアで手洗いするときは、ため洗い、ためすすぎが基本です
なのでシンクもダブルシンクが多いんですね…納得。
勿論すすぎをちゃんとするご家庭もあるでしょうが、日本のようにジャージャーとは流さないです。
1、シンクにお湯をためる
2、洗剤を入れて泡立てる
3、洗い物を入れて、中でゴシゴシ洗う
4、そのままシンクの横で乾かして終了
これがオーストラリア流。
日本ならば3番と4番の間に水ですすぐ、という工程があるはず。
ここでのポイントは、汚れが少ないものから洗うこと。
水を飲んだコップやカトラリーなどから。
油がベッタリついたものは最後に洗わないと、一瞬にしてためたお湯が汚くなり、
残りの食器も綺麗になるどころか、油まみれになります。
水がもったいないという理由で、特に田舎はその傾向が強いよ
オーストラリア人曰く、「節水」だそうです。
この国は常に水不足に悩まされています。
バスタブがある家は少ない。
シャワーの時間も5分!に制限している家庭も結構あります。
でも、実際瞬間湯沸かし器なんてものは存在しないし、
シャワーで使うお湯などは、一度タンクに貯めた水を温めてから使うので、
旦那の実家でも10分シャワーを出しっぱなしにすると、だんだんとお湯が冷たくなってきます…
因みに、イギリスでホームステイした時も、お皿の洗い方はオーストラリアと同じでした。
近頃は食洗器が主流ですので変化はしていますが、まだこのような現場に遭遇することもあり。
都会で飲料水不足になることはありませんが、田舎の方は水不足になることは普通にありますので全国的に節水意識が高いです。
都会でも水不足の時は洗車はバケツで!とか、お庭の水撒きではホース使用禁止!の年もありました。
水不足が原因でご近所トラブル(殺人事件に発展するケースまで)も発生するほど。
みんなが神経質になる事もあります。
そしてこの食器を洗う洗剤がもしや界面活性剤の入ってない自然に優しいものか?と確認しましたが、ガッツリ界面活性剤入りの普通の洗剤でした。
ただ、これはオーストラリアに限ったことではなく、イギリスでもニュージーランドも似たり寄ったりのようです。
汚れが落ちればそれでいい、という基本姿勢で東南アジアに至ってはもっと汚い水で洗っていたりします。
海外では結構平気なようです。
確かに世界のどこを見渡しても日本ほど水を潤沢に使える国はそんなにありませんから…私たちは恵まれていますね。
だからそういった習慣に慣れていない日本人はよく海外でお腹を壊すんですね、免疫がないし…納得です。
もしホームステイ先で同じ現場に出くわしたときは、もう見なかったことにして逞しくなるしかない⁉
もしくはその家族にお願いして改善してもらう?
でも、おかしいと思っていないから改善というのも変なんでしょうね…
ふじこも何もできないままでした。
when in Rome do as the Romans do
郷に入れば郷に従えです。
これが日本との文化の違いだね、豪州では至って普通の出来事だよ
そう、結局は慣れることにしました。
その時に思ったのが…
例えば海外の映画やドラマでお風呂のシーンがあります。
浅めのバスタブ、あわたっぷりのお湯、バスローブが想像できますよね?
欧米の人たちは、泡がたっぷりのお風呂にドボンと入ります。
お湯の中につかりながら体を洗います。頭も全部(たまにすぐ隣にシャワーありますが)
バスタブから出るときには泡を落とさずに、そのままタオルでぬぐってしまうのです。
タオルを使わずに、泡がついたままバスローブを羽織ってしまう人もいます。
バスローブはタオルも兼ねているということですから。
さすがにお風呂のお湯はシェアしませんが(一人につきシャワー5分ルールがあり)、きっとそんな感覚で食器のすすぎも必要ない!という認識だと受け取ってもらえたら理解できるかな、と思います。
もし同じような状況が発生した場合のことを考えて、心づもりだけはしておくといいかもしれませんね!
そして水不足の問題が背景にあることも理解すべきポイントですね。
何不自由なく水を使える日本は恵まれているよ!
日本で暮らしていると何も不自由なく水を使えていますが、それはとてもありがたいことだというのは忘れないでおきたいですね。
国によってはオーストラリアと同じく水不足に悩まされていたり、発展途上国ではもそも水が手に入らなかったり…
いつも何も意識せずに使っている水ですが、とても貴重な「資源」だということが海外に行くと思い知らされます。
オーストラリアでのシャワーは5分以内が一般的。
「シャワーの時間が短すぎる」と思ってしまいますよね、特に女子にはなかなかハード…
お風呂が大好きな私もブリスベン留学中、お風呂が恋しかった…
ただその国に住まわせてもらっている以上その国の方針を尊重すべきだと思うので、オーストラリアはこうなんだと理解することが大事です。
シャワーはもちろん、顔を洗う時、手を洗う時、歯磨きをする時、お皿を洗う時、水を使う場面は多くありますが、意識をして利用しましょう!
生活する国の事情を理解して、生活するということが海外生活では大切なことなのかなと思います。
水道代が高いオーストラリア
オーストラリアの水道水は飲めますが、飲めない水が出る水道もあるので注意!
オーストラリアでは一般家庭にある水道水や、公園にある水飲み場、「Drinking Water」と表示されている公共の水道から出る水は飲料として問題ありません。
賃貸でオーストラリアに住んでいると物件によっては水道代込のところもあるのですが、オーストラリアの水道代…半端なく高いことが発覚!
日本も場所によって違うのでオーストラリアも州によって違って当たり前ですが、ふじこが住んでいたパース、ゴールドコースト、ブリスベン、どこも水道代高い!
オーストラリアでの「シャワーは5分ルール」が理解できました。
僕の友達は家に雨水タンクを作って、上手く節約しているよ
日本って本当に贅沢に水が使えてるのに水道代が安いな、幸せな国だなと思います。
オーストラリアに来られる日本の皆さん、水は節約してうまく使いましょうね~☺